そして,すべての情報(テキストも,音楽も,動画も)はワイヤードに解かれる。
quote:音楽ビジネスの弁護士であるケン・ヘルツ氏は述べる。「ピア・トゥ・ピア(P2P)ファイル共有は,云わば双方向ラジオのようなものだ。しかも消費者は望むときに,望むものを聞くことができる。ファイル共有とは,海賊行為ではない。海賊行為とは,メキシコで偽のCDを製造して売っているデブたちのこと。ファイル共有使用者は,ファイル共有しなければそれを買わない,何千万人もの音楽ファンのことを云う」。
買うものと買わないものとの間に,どんな差があるか,最近感じられるようになってきた。世の中には,なんでこんなものに金を払ってしまったのか,あとで考えるとさっぱり理解できないものもある。そこで騙して売り払って商売をしている人もいて,わたしたちはそんな詐欺師に引っ掛からないように生活する必要がある。自分の興味を惹くもののなかで,なにが詐欺で,なにが詐欺でないかを知る必要がある。そのためにファイル共有を使用している人もいる。
たとえどんなものにでも,金を払わない人もいることはわかっている。落としはするけど,たとえどんなに感動したって理解したって,実際に店に行って買うことはないという人はいる。そんな人たちはファイル共有がなくなったら買うようになるかと云うと,買わない。たぶん,感動とか理解とかではなく,買うことに対してほかの基準があるのだろう。その,ほかの基準のカケラでも,売り手側が考えられればいいんだが,そんなことができる頭のよい人はまったくいないから,現状はこぉなっている。そして,著作権管理団体や関連会社と云うのはマヌケな変態たちの集まりだと結論づいている。自分にとってファイル共有とはなにかを,再考してみよう。
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